中古住宅によく見られる不具合と対処法!未然に防ぐには?

公開日:2022/01/22  最終更新日:2022/01/17

中古住宅は購入するときに「もし欠陥住宅だったらどうしよう」という不安がありますよね。中古住宅は新築に比べて安いというメリットがありますが、購入してからのトラブルが気になるのは確かです。そこで今回は安心して中古住宅の購入をしてもらうために、よくある不具合の事例や対処法について紹介します。

中古住宅によく見られる不具合とは?

住宅は人が毎日生活をする場所ですからどうしても経年劣化というものは避けられません。中古住宅を購入した場合によくある不具合には、どんなものがあるのか見ていきましょう。まずよくあるのが設備系の故障です。たとえば、給湯器、温水洗浄便座、ユニットバス、電気配線や照明関係などです。

これらは住み始めて使ってみればすぐにわかるものですが、よくありがちな不具合なので、ひと通りの設備の動作確認はできるだけ早く行っておいたほうがいいでしょう。そして、さらに問題なのがしばらく経ってから発覚したり、もしくは気づかずそのままになってしまったりする、次のようなことです。

水道管や排水管の破損による水漏れ

雨漏り

断熱材の劣化

シロアリによる食害

水道管や排水管から水漏れがしていれば比較的気づきやすいかとは思いますが、初期段階の破損であれば管が収まっている扉を開けたときに水浸しになっていて初めて気づいた、というケースも多いです。

また雨漏りに関しても、通常の雨のときには気づかなくても、降雨量が非常に多いときや台風のときに発覚するということもよくあります。

ましてや、断熱材やシロアリの被害に関しては、床下や屋根裏の状況を直接見るまでは気づかないことがほとんどでしょう。しかし、断熱材の状態やシロアリは家の断熱性能や耐震性能に大きく関わってくるので見逃せない問題です。

こうした不具合は売買契約時には通常気づくことが難しく、なおかつ放置しておいては今後住み続けていくうえで重大な欠陥となる問題なので、基本的には売主が買主に対して補修や損害賠償の責任がある不具合でもあります。

中古住宅の不具合を見つけたときの対処法

それでは住み始めてから不具合が見つかったときはどうすればいいのか。具体的な対処法について見ていきましょう。まずぜひやっておきたいのが、「写真や動画で不具合が発生した様子を記録に残す」ことです。

なぜなら、中古住宅の不具合は当事者間でトラブルに発展することも珍しくなく、そのときの話し合いにおいて日付がわかる写真や動画を残しておくことは重要な証拠となるからです。実際の状況を伝えるのにも役立つうえ、売主に責任を問う場合の保証期間の証明にもなります。

そして次に行ってもらいたいのが、不具合を発見したらすぐに「売主あるいは不動産仲介業者に電話とメールで連絡」することです。これは、中古住宅の保証期間は非常に短いので、あやまって期間が過ぎてしまうことがないようにするためです。

不具合箇所を売主に補修してもらうための瑕疵担保責任や契約不適合責任においては、保証期間内に改善の申し入れをしているという事実が大事となるうえ、また被害を拡大させないためにも速やかに連絡する必要があります。

電話連絡で速やかに申し出をすることも有効となるうえ、それに加えてメールでも連絡しておくことで、やり取りをした日時が証拠として残るのでなおよいです。後々、話し合いがこじれないためにも、わかりやすい形で記録を逐一残しておくことがポイントになります。

注意点としては、不具合が起こったときにあわてて自分で直したり、業者に依頼したりすることはやめてください。場合によっては保証の対象外になってしまうこともあります。現場はそのままの状態で保存しておいて、一刻も早く先方に連絡をとりましょう。

また、もっとも起こりうる住宅内の設備不良に関してですが、対処法としては入居後すぐに「付帯設備表」の確認と実際に動作確認をするということです。「付帯設備表」というのは、売却する物件と一緒に引き渡す、これまで使用していた設備や家具の項目と状態を売主が記したものです。

入居したらすぐに付帯設備表の記載内容と実際の状態に相違はないか動作確認をして、もしあるならすぐに報告することで修理や交換などの対応をしてもらうことができます。

中古住宅の不具合を未然に防ぐ方法

中古住宅の購入にはどうしても不安な点がいくつもあるのは致し方ないことですが、できれば不具合や後々の心配がないようにしたいものです。そのために、購入前にできることが2つあります。「ホームインスペクション」と「瑕疵保険」です。

ホームインスペクション

ホームインスペクションは住宅診断ともいわれ、いわば住宅の健康診断のようなものです。売買契約の前にホームインスペクションをあらかじめ行うことで、住宅検査の専門家が客観的な立場で建物の現在の状態を伝えてくれるので、劣化状況や欠陥部分などを正しく把握できます。

そうすることで、購入してもよいのかどうかの判断が容易にできるようになるでしょう。あまりに不具合や欠陥が多い、もしくは今後そうなりそうな可能性が高いということがわかれば冷静な見極めができるようになるわけです。

しかも、ホームインスペクションの費用相場はおおむね5万円ほどとなるため、中古とはいえ非常に高額な買い物をする前に安心材料が手に入ると考えれば、充分に価値があるといえます。

瑕疵保険

ホームインスペクションを行ったうえで、さらに瑕疵保険に入ることで対策はバッチリです。瑕疵保険は建物に通常では気づかなかった重大な欠陥が見つかったときに、補修などにかかる費用にたいして保険金が支払われるというものです。

もちろん中古住宅にももともと、買主を守る保証はあります。しかし売主が個人だった場合、保証期間は一般的には2〜3ヶ月という非常に短い期間しかありません。ところが瑕疵保険に加入することで、最長で5年間の保証が受けられるようになり、中古住宅の短い保証期間というデメリットをクリアできます。

瑕疵保険は中古住宅を購入する前に売主に依頼して申し込むことができるため、ホームインスペクションと合わせてぜひ利用していただきたいところです。

 

ここまで、中古住宅を購入したときによくある不具合や対処法について紹介しました。不具合には設備不良が一番多く、対処法としては付帯設備表と入居後すぐの動作確認が大切です。

また雨漏りのような重大な欠陥には、証拠の保存や保証期間の短さに注意すべきこと、なにより安心な取引のためにホームインスペクションが重要であることをお伝えしました。中古住宅の購入を考えている方はぜひ参考にしてください。

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