ホームインスペクションは無駄?後悔しない家購入の真実

家を買うとき「ホームインスペクションは無駄」といわれて迷っていませんか。費用がかかるのに本当に必要なのか、不安になる気持ちはよくわかります。この記事では、無駄といわれる理由やホームインスペクションの意義、本当に無駄なのかについて解説します。家の購入を検討されている方、ぜひ参考にしてください。
ホームインスペクションが無駄といわれる理由
新築でも中古でも、ホームインスペクションを勧めると「必要ない」「無駄な出費」といわれることがあります。なぜそういわれるのか、その背景を知ることで判断がしやすくなります。
業者が嫌がる本音
不動産会社や売主が「ホームインスペクションは不要」というのには理由があります。調査で欠陥が見つかると契約が白紙になる可能性があるため、売上に影響するからです。
また、検査に時間がかかりほかの購入希望者に先を越される心配もあります。実は、不動産の営業マンが自分のマイホームを購入するときにホームインスペクションを依頼する人は多いのです。
新築なら安心という誤解
「新築だから検査済み」「大手メーカーだから大丈夫」という言葉を信じて安心していませんか。実は建築基準法の検査や瑕疵保険の検査では防げない施工ミスが多く存在します。
専門家の調査でも、新築の30〜40%で補修が必要な箇所が見つかっています。役所の検査を受けて検査済証があっても、買主側が入れる検査によって多くの著しい施工不具合が見つかることは少なくありません。
費用への不安
ホームインスペクションの費用は5〜7万円が相場です。高額な買い物である家の購入に、さらに費用がかかることに抵抗を感じる人は少なくありません。
しかし、入居後に見つかる不具合の修繕費は数十万〜100万円を超えることもあります。たとえば、雨漏りの修理には数十万円、基礎の補修には100万円以上かかるケースもあるのです。
契約前に数万円の費用で問題を発見できれば、売主負担で直してもらえます。入居後に自己負担で高額な修繕をするリスクと比べれば、決して高い費用ではありません。
無駄ではない3つの根拠
実際にホームインスペクションを利用した人の多くが「やってよかった」と答えています。無駄どころか、むしろ必要なサービスだといえる理由があります。
見つかる不具合の実例
床や壁の傾き、雨漏りのリスク、基礎のひび割れなど、素人では気づけない問題が専門家の目で発見されています。引き渡し前に見つかれば売主負担で直してもらえるため、大きな安心につながります。
ある事例では、床の傾きが6/1000以上という基準を超える数値が計測されました。また別の事例では、床下配管から漏水の跡が発見され、放置すれば大きな被害につながるところでした。
外壁材の継ぎ目や開口部周りに防水上の懸念がある割れや隙間が見つかることも多くあります。これらは目視だけでは分かりにくく、専門家の知識と経験が必要な部分です。
利用者の満足度
「金額以上の価値があった」「絶対に自分では分からない部分まで見てもらえた」という声が多数あります。問題が見つからなかった場合でも「きちんと建てられていることが分かって安心できた」と感じる人がほとんどです。
実際の利用者からは「高いとは思ったがやってみて値段以上の価値があるものだと感じた」「細かい所まで見ていただき、絶対に私たちでは分からない部分までみていただき値段以上に大満足です」といった感想が寄せられています。調査の結果、軽微な指摘しか見つからなかった場合でも、その物件を購入しても問題ないという安心感を得られます。
長期的なメリット
ホームインスペクションの報告書は、将来のメンテナンス計画を立てる資料になります。どこをいつ頃修繕すべきか分かるため、突然の高額出費を防げます。
また、瑕疵保険への加入条件を満たせる場合もあります。報告書には建物内外の修繕やメンテナンスが必要な部分が示されるため、買主はこれを参考に購入判断をすることや将来の修繕時期などを考えることができます。
売主なら、売却する前に修繕しておくことや買主に前もって問題点を提示することで売った後の責任回避をすることができます。
後悔しない依頼方法
ホームインスペクションを最大限活用するには、タイミングと業者選びが重要です。正しい方法を知っておくことで、安心して家を購入できます。
ベストなタイミング
申し込み後から契約前が最も理想的です。このタイミングなら、大きな問題が見つかっても購入を中止できます。
契約後でも引き渡し前なら修繕を求められるため、諦める必要はありません。申し込み後から契約前の期間であれば、ホームインスペクションの結果を資金計画に組み入れることができます。
万が一、大きな問題が見つかった場合には無条件で引き返せるメリットもあります。申し込みをしているため、原則としてほかの方に買われる心配もありません。
信頼できる業者の選び方
売主や不動産会社の紹介ではなく、自分で選んだ第三者の専門家に依頼することが大切です。複数の業者に見積もりを取り、調査内容や資格、実績を比較しましょう。
床下や屋根裏の調査が含まれているか確認することも重要です。購入するハウスメーカーなどに紹介されたホームインスペクターだと、ハウスメーカー側に都合のよい診断結果になる場合があります。
そのため、できれば2社から3社ほど見積もりを取って比較することをおすすめします。確認すべき項目は、調査内容が明確か、資格をもった専門家が対応するか、実績は十分かなどです。
費用を誰が払うか
法律で決まりはありませんが、買主が負担するケースが一般的です。ただし、売主が物件の価値を証明するために実施することもあります。
契約前に誰が負担するか明確にしておくとトラブルを防げます。売主が行うホームインスペクションの目的は、住宅自体を売却しやすくすることです。
買主が行う場合は、住宅の購入前に専門家に調査してもらうことによって安心と納得感を得ることを目的としています。
まとめ
ホームインスペクションは決して無駄ではありません。数万円の費用で、数千万円の買い物の安心が手に入ります。業者が嫌がるのは売上への影響を心配するためであり、買主にとっては必要なサービスです。新築でも30〜40%で補修が必要な箇所が見つかっており、入居後の高額な修繕費を防げます。契約前の実施を検討し、信頼できる第三者の専門家に依頼しましょう。利用者の満足度は高く、長期的なメンテナンス計画にも役立ちます。





