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注文住宅でホームインスペクションは必要?費用や最適な時期

公開日:2025/10/15   最終更新日:2025/10/28

注文住宅

注文住宅を建てるとき、ホームインスペクションを入れるべきか迷う方も多いでしょう。大手ハウスメーカーや役所の検査だけで本当に安心できるのか不安に感じる方もいるはずです。この記事では、注文住宅での検査の必要性やかかる費用、依頼する最適な時期についてくわしく解説します。

注文住宅にも検査は必要

建築中の家でも専門家の目でチェックすることで、完成後には見えなくなる部分の施工ミスを早期発見できます。大手ハウスメーカーや役所の検査だけでは不十分な理由を説明します。

役所の検査だけでは不安

建築確認の完了検査は図面通りに建てられたかを確認するだけで、施工品質まではチェックしません。この検査では建築基準法に適合しているかを見るだけなので、実際の施工のていねいさや細かい不具合までは分からないのです。

たとえば断熱材の施工ミスや床下の水漏れ、基礎のひび割れなどは役所の検査では見つけられないことが多くあります。検査済証が発行されていても欠陥住宅である可能性は十分にあるため、安心して住むためには専門家による別の検査が有効です。

大手でも施工不良は起きる

有名なハウスメーカーでも人が作業する以上、ミスは発生します。実際に大手で建てた家でもホームインスペクションを実施すると90%の家で何らかの指摘があるといわれています。

第三者の専門家が入ることで、現場の緊張感が高まり品質向上につながります。建築前や建築中に完成時にホームインスペクションを入れると伝えておけば、現場監督もこまめに施工状況を確認するようになるでしょう。

これは施工会社に対する抑止力としても機能するため、手抜き工事を防ぐ効果が期待できます。

10年保証では不十分な理由

新築住宅には10年保証がありますが、保証範囲は建物の基本構造部分と雨漏りを防止する部位に限られています。床の傾きや床鳴り、断熱材の施工ミス、住宅性能の不足、変形やはがれなど、10年保証の範囲外の部分に欠陥が見つかることも多いのです。

入居後に発見された問題は責任の所在が曖昧になりやすく、売主がすんなりと瑕疵を認めるとも限りません。売主側ともめた場合は精神的な負担も時間的な負担も大きくなるため、引き渡し前にしっかりと確認しておくことが大切です。

建築中の検査時期と内容

注文住宅では、建築の進行に合わせて複数回検査を行うのが効果的です。どの工程で何を確認すべきか、具体的な検査タイミングを紹介します。

基礎工事の段階で見る

基礎配筋は鉄筋の組み方のことで、コンクリートを打つ前にしか確認できません。配筋の間隔や鉄筋の太さ、かぶり厚さなど、家の強度に直結する部分をチェックします。

この段階での検査を逃すと、コンクリートで固められた後は一切確認できなくなってしまいます。基礎は建物全体を支えるもっとも重要な部分なので、専門家による確認がとくに重要です。

配筋が設計図通りに配置されているか、結束線でしっかり固定されているかなど、素人では判断できない細かいポイントまでチェックしてもらえます。

構造躯体ができたとき

柱や梁の設置状態、金物の取り付けなど、壁で隠れる前の構造部分を確認します。この段階での検査は建物の安全性を左右する重要なポイントです。

木造住宅の場合は柱や梁の接合部分が適切に金物で固定されているか、筋交いが正しく設置されているかなどを見ます。断熱材の施工状態も壁を張る前にしか確認できないため、この時期の検査が不可欠です。

とくに断熱材は隙間なく施工されていないと性能が大きく低下するため、専門家の目で細かくチェックしてもらうことをおすすめします。

完成前の最終確認

内覧会の段階で床の傾きや建具の不具合、設備の動作確認などを行います。専門家と一緒にチェックすることで、素人では気づきにくい問題も発見できます。

サイディングの継ぎ目のシーリングの欠損や樋の詰まり、配水管取り合い部の周囲の隙間など、細かい部分まで確認してもらえます。内覧会は通常1時間程度で形式的なやり取りだけで終わってしまいますが、ホームインスペクションを実施すると3〜4時間ほどじっくりと検査できるため、物件をしっかり確認する時間が取れます。

検査にかかる費用相場

検査回数や建物の規模によって費用は変動します。一般的な木造住宅での料金目安と、費用を構成する要素について説明します。

検査回数別の料金目安

基本的な3回検査で15〜20万円、全工程をカバーする8回検査で30〜40万円が相場です。建物の面積が大きい場合は追加料金が発生することもあります。

木造住宅においては検査回数を8回として依頼する人がもっとも多く、これで基礎から完成までの重要なポイントをカバーできます。最大回数の9検査を依頼した場合はトータルで数十万円のレベルになりますが、実際に受けてみるとその価値は十分あったという声が多く聞かれます。

検査回数が増えると費用も高くなりますが、後から大きな問題が見つかるリスクを考えると妥当な投資といえるでしょう。

費用の内訳を理解する

検査員の人件費、移動にかかる交通費、調査機器の使用料、報告書作成費などが含まれます。安すぎる業者は技術力や経験に不安がある可能性もあります。

ホームインスペクターの人件費は検査の質に直結する大事な部分なので、相場より極端に安い場合は注意が必要です。報告書の作成費は、詳細な内容になれば5,000〜1万5,000円程度の追加費用が必要になることもあります。

また広告宣伝費や事務スタッフの費用なども料金に含まれているため、しっかりとしたサービスを提供している業者ほど適正な価格設定になっています。

費用対効果を考える

建築費全体から見れば数%の投資です。後から大きな欠陥が見つかるリスクを考えると、事前の検査は十分に価値のある出費といえます。

注文住宅の場合、建物本体の工事費は数千万円かかりますが、ホームインスペクションの費用は全体の1%にも満たない金額です。この程度の費用で専門家による徹底的なチェックが受けられ、将来的な修繕費用を大幅に抑えられる可能性があることを考えれば、非常にコストパフォーマンスの高いサービスです。

実際に検査を受けた方からは金額以上の価値があるサービスだったという感想が多く寄せられています。

まとめ

注文住宅でのホームインスペクションは、完成後には確認できない部分をチェックできる貴重な機会です。役所の検査や10年保証だけでは不十分で、専門家による第三者の目が必要になります。基礎工事から構造躯体、完成前まで、適切な時期に検査を受けることで施工ミスを早期発見できます。費用は検査回数によって異なりますが、建築費全体から見れば少額の投資で大きな安心が得られます。着工前に早めに業者へ相談し、建築会社にも事前に伝えておくことでスムーズに検査を実施できるでしょう。

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